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プラスチック使用製品の設計調査申請

清涼飲料用ペットボトル容器

対象となる製品分野

製品分野

清涼飲料用ペットボトル容器

対象となるプラスチック使用製品

  • 無菌充填用ペットボトル:
    殺菌済みの飲料を常温で充填する際に使用されるペットボトル
    (例:お茶、ミネラルウォーター、ミルク入り飲料など)
  • 耐熱用ペットボトル:
    高温充填に対応できる耐熱性に優れたペットボトル
    (お茶、スポーツドリンク、果汁飲料、野菜飲料など)
  • 耐圧用ペットボトル:
    炭酸ガスによる内圧に耐えられるように設計されたペットボトル
    (炭酸飲料)
  • 耐熱圧用ペットボトル:
    耐熱性と耐圧性の両方の機能を兼ね備えたペットボトル
    (果汁入り炭酸飲料、乳性入り炭酸飲料)

設計認定基準(清涼飲料用ペットボトル容器)

清涼飲料用ペットボトル容器の場合、下記の3つの基準を全て満たすことが求められます。

要求事項1:自主設計ガイドライン
PETボトルリサイクル推進協議会が策定する指定PETボトルの自主設計ガイドラインにおける必須事項の全ての項目を満たすこと。

要求事項2:軽量化基準
年間ベースのボトル平均重量が、用途・容量別に定める軽量化基準を満たすこと。

要求事項3:再生材・バイオマス基準
再生材又はバイオマス素材を年間重量ベースで15%以上使用していること。

各基準の詳細は、以下のとおりです。

要求事項1:自主設計ガイドライン

清涼飲料用ペットボトル容器の場合、まず、以下の自主設計ガイドラインのすべての項目を満たすことが必要です。

表 PETボトルリサイクル推進協議会が策定する指定PETボトルの自主設計ガイドライン(必須事項
パーツ 項目
ボトル
  • PET単体の素材であること*1*2
  • 着色していないこと
  • 把手は、無着色のPETもしくは比重1.0未満のPE、PPを使用すること
  • ボトル本体への直接印刷は行わないこと*3
ラベル
  • PVCを使用しないこと
  • 再生処理の比重・風選・洗浄で分離可能な材質・厚さであること
  • ラベル印刷インキは、PETボトルに移行しないこと
  • アルミをラミネートしたラベルは使用しないこと
キャップ
  • アルミキャップは使用しないこと*4
  • PVCを使用しないこと*4
  • 比重1.0未満のPEまたはPPを主材とすること*4
  • ガラス玉・パッキンを使用する場合は、飲用後の取り外し方をラベルに明示すること*4

*1:PET主材以外の物質を添加、複合などをして用いていない
*2:衛生安全性が確保され再利用上問題がない
*3:賞味期限・製造所固有記号・ロット印字等の微細な表示は除く
*4:シェル材、中栓・ライナー材全てに適用する
※PETボトルリサイクル推進協議会が策定する指定PETボトルの自主設計ガイドラインの各項目のうち、設計認定基準の対象となるのは「必須事項」のみであり、「望ましい事項」に関しては対象外となります。

要求事項2:軽量化基準

清涼飲料用ペットボトル容器の「軽量化基準」は、用途や容量に応じて定められており、年間ベースのボトル平均重量が、下記の式に従って求められる軽量化基準(g)を下回っていることが求められます。

表 軽量化基準(用途・容量別)
用途・容量 軽量化基準
(ボトル1本あたりの重量)
無菌用途 軽量化基準 (g) = 0.0139× 容量(ml)+14.2

例) 500ml の無菌用途の場合
軽量化基準(g)=
0.0139×500(ml)+14.2=21.15(g)
耐圧用途 軽量化基準 (g) =0.0136×容量(ml)+17.2

例) 500mlの耐圧用ペットボトルの場合
軽量化基準(g)=
0.0136×500(ml)+17.2=24.0(g)
耐熱圧用途 軽量化基準 (g) =0.0178× 容量(ml)+17.7

例) 500mlの耐熱圧用ペットボトルの場合
軽量化基準(g)=
0.0178×500(ml)+17.7=26.6(g)
耐熱用途 500ml以下 軽量化基準 (g) =0.0164×容量(ml) +16.8

例) 500mlの耐熱用途の場合
軽量化基準(g)=
0.0164×500(ml)+16.8=25.0(g)
501ml以上、
1500ml以下
軽量化基準 (g) = 0.0235× 容量(ml)+13.3

例) 1000ml の耐熱用途の場合
軽量化基準(g)=
0.0235×1000(ml)+13.3=36.8(g)
1501ml以上 軽量化基準 (g) =0.0098×容量(ml)+33.9

例) 2000mlの耐熱用途の場合
軽量化基準(g)=
0.0098×2000(ml)+33.9=53.5(g)

要求事項3:再生材又はバイオマス素材の利用率

対象製品中に、再生材又はバイオマス素材を、年間投入量ベースで15%以上使用していることが求められます。
※季節性等による原料調達の不安定さを考慮し、年間投入重量ベースでの使用率となっています。
※再生材・バイオマス素材の合算で15%以上の利用率となる場合も可となります。

(設計認定基準の詳細はこちら

設計認定申請書様式(清涼飲料用ペットボトル容器)

清涼飲料用ペットボトル容器の設計認定申請にあたっては、下記の申請書様式をダウンロードの上で、申請書類を作成し、「申請手続き」の手順に従い「申し込みフォーム」よりお申し込みください。