ご挨拶

公益財団法人廃棄物・3R研究財団は、公益法人制度改革を受けて、平成23年12月28日、前身の財団法人廃棄物研究財団(平成元年8月1日設立)から公益法人に移行しました。

廃棄物研究財団では、産・官・学の幅広い知識や技術を結集して、都市の廃棄物の適正処理に係る技術開発や調査研究を実施し、その成果は広く国の廃棄物処理技術基準等の制定に活用されるなど、廃棄物処理事業の進展に大きく貢献を果たしてまいりました。

平成12年6月には循環型社会形成推進基本法が公布されましたが、これは「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から脱却し、生産から流通、消費、廃棄に至るまで物質の効率的な利用やリサイクルを進めることにより、資源の消費が抑制され、環境への負荷が少ない「循環型社会」を形成することが急務となっていることが背景になっています。こうした状況も受け、廃棄物研究財団では3R関連業務にも取り組み、その一環として、平成19年度からは、3R活動推進フォーラム(任意団体)の事務局も引き受けています。

公益財団法人廃棄物・3R研究財団は、廃棄物研究財団での業務実績を踏まえるとともに、公益法人制度改革を契機に、さらに積極的に3R関連業務に取り組むべく、公益認定等委員会からの答申を得て、「公益財団法人廃棄物・3R研究財団」として新たにスタートすることになりました。

環境問題は、特定地域での活動、特定物質等の利用による活動の制御から、いわゆるプラネタリーバウンダリーの問題認識に示されるように、人の活動の全体を対象とすることが求められています。その意味で、エネルギーの最適な利用を追及する脱炭素社会の構築と、資源の最適な利用を追及する循環経済・3R経済の確立は、環境分野のみならず、人類にとって最も重要な分野の一つということができます。

廃棄物・3R研究財団では、こうした点を認識しつつ、大規模災害時の災害廃棄物処理、海面埋立処分場の環境保全、廃棄物分野における地球温暖化対策、我が国循環産業の国際展開支援、3R活動の推進等に関する調査研究、普及啓発等に積極的に取り組んでまいります。

事業実施に際しては、旧財団を含め永年培ってきた大学、自治体、企業、コンサルタント、NPO等とのネットワークを生かし、調査研究能力、情報提供サービスの充実を図ってまいりますので、引き続き皆様のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

公益財団法人廃棄物・3R研究財団
理事長 梶原成元