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お知らせ

職員研修の一環として施設見学を行いました。(株式会社日本フードエコロジーセンター)

2026.09.01

2026年7月21日、当財団の職員研修の一環として、神奈川県相模原市にある株式会社日本フードエコロジーセンターを見学しました。 同センターは、食品関連事業者から発生する食品循環資源を受け入れ、リキッド発酵飼料(エコフィード)として再資源化する食品リサイクル事業を展開しています。2005年の操業開始以来、365日体制で21年間稼働を継続しており、現在は1日当たり平均約45トンの食品循環資源を処理しています。
見学では、はじめに食品ロスや食品リサイクル法の概要、同センターが取り組む食品リサイクルループについて社長である高橋巧一氏から直接ご説明をいただきました。日本では食品ロスの削減や資源循環の推進が重要な課題となっていますが、同センターでは食品関連事業者から排出される余剰食品等を回収し、飼料として再利用することで、食品廃棄物の削減と飼料自給率向上の両立を目指しているそうです。
その後、食品循環資源の受入から飼料製造までの工程を見学しました。搬入された食品は事業者ごとに計量・管理され、手選別による異物除去や金属探知機による確認を経て処理工程へ送られます。特に印象的だったのは、飼料として利用するために徹底した品質管理が行われていた点です。食品会社や小売事業者の協力のもと、分別の徹底や異物混入防止に取り組み、安全な飼料づくりを支えていることを学びました。
製造工程では、食品循環資源を破砕した後、90℃で60分以上加熱し殺菌処理を実施し、その後乳酸発酵によって保存性を高めたリキッド発酵飼料へと加工されます。製造された飼料は関東近郊や東北地方の契約養豚農家へ供給され、ブランド豚「優とん」などの生産につながっています。食品ロスとして処理されるはずだった資源が、畜産物として再び消費者のもとへ戻る循環の仕組みを実際に見ることができました。
隣接するさがみはらバイオガスパワー株式会社と連携し、飼料化に適さない食品循環資源についてはメタン発酵による発電や肥料化を行うなど、資源を可能な限り有効活用するカスケード利用にも取り組まれています。食品ロスを単なる廃棄物ではなく資源として捉え、多様な方法で循環利用する先進的な取組について理解を深めることができました。
今回の見学を通じて、食品ロス削減や循環型社会の実現は、排出事業者、リサイクル事業者、畜産農家など多くの主体の連携によって支えられていることを改めて実感しました。