閉じる
お知らせ

第5回3R・循環経済研究会を東京駅近くの会場にて開催しました。

2023.09.26

2023年9月22日(金)午後2時から2時間半、当財団の主催により、第5回3R・循環経済研究会を「プラスチック資源の循環利用の実践」の2回目として開催しました。前回と同じ東京駅近くの会議場にて行い、会場参加43名、オンライン参加46名、合計89名の参加者を得ました。東京大学大学院工学系研究科の中谷 隼准教授から「物質フローから見るプラスチック資源循環の量の確保と質の向上に向けた課題」を演題とした基調講演をいただき、その後、ビジネス事例として、三菱ケミカル株式会社様、株式会社カネカ様、J&T環境株式会社様より各社の取組みを紹介していただきました。
今回は研究会初の試みとして、講演後にパネルディスカッションを行いました。東北大学大学院環境科学研究科の吉岡敏明教授がコーディネーターを務め、上記の4社の講師に前回講演をいただいた(公財)東京都環境公社様が加わり5名がパネラーとして参加しました。討議では、プラスチック資源循環における原料確保に向けた課題とともに、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルの役割が議論されました。仙台市で始まった製品プラの一括回収の成果が紹介され、また、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルはお互いが競合し合うものではなく補完関係にあり、両者の特徴を活かした適材適所の発想が必要との議論になりました。次回の第6回研究会は11月27日(月)に開催する予定です。