「SIP 第3期の成果の ASEAN 地域等へ早期の展開を念頭においたイノベーション・エコシステム形成事業」における ASEAN 地域等の再生材の市場分析及び海外ペレットの調達業務 (研究開発とSociety 5.0 との橋渡しプログラム(BRIDGE事業))
- 概要
- 本業務は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 第3期課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」において、東北大学が実施する日本国内の再生材プラスチック(以下「再生材」という。)の物性データの分析・収集を行う「再生材データバンク」をASEAN地域へ展開し、SIPの成果を最大化することを目指すもので、民間企業との共同体制にて関連調査を実施しました。
受託業務 : 独立行政法人環境再生保全機構
実施年度:2023年度
事業内容
1.ASEAN地域における市場分析
2.再生材サンプルの調達
財団は、主に1.の業務のうち、
1)海外の規制強化による再生資源の国内外の需要増大への対応や、日本企業の産業競争力強化に資する国際標準化の推進を念頭に、主に ASEAN 地域(タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール)における再生材市場について、文献調査や海外渡航調査、有識者へのインタビュー調査を実施しました。具体的には、各国の基礎情報、廃棄物量・プラスチックリサイクルの現状、再生材に係る廃棄物・リサイクル法体系等の概要及び市場動向、課題を整理しました。
2)また、タイ、ベトナムにおいて、現地にて政府及び関係機関、リサイクル推進団体、リサイクル業者等を訪問し、詳細調査を実施しました。