災害廃棄物分野における人材育成促進検討業務
- 概要
- 近年の広域的かつ同時多発する非常災害発生時の災害廃棄物対策に必要な人材を戦略的に確保する仕組みである災害廃棄物処理対応経験者の人材バンク制度の「災害廃棄物処理支援員制度要綱案」作成、研修の企画運営、制度の運用改善に関する検討を行っています。
受託業務 : 環境省
実施年度:2019年度~2022年度、2024年度
2024年度 事業内容
令和6年能登半島地震の被災自治体への災害廃棄物処理支援員制度(人材バンク)による支援を踏まえた振り返りのアンケート調査を実施し、制度の運用改善に関する提案を行いました。
災害廃棄物処理支援員を登録した自治体職員に対してオンライン会議システムによる大規模地震を想定した基礎研修、対面による実務研修の企画・運営を行いました。
2022年度 事業内容
災害廃棄物処理支援員登録した自治体職員に対してオンラインに会議システムによる基礎研修、対面による実務研修の企画・運営を行いました。
受援自治体及び派遣された支援員にヒアリングを行い、制度の運用改善に関する提案を行いました。
2021年度 事業内容
災害廃棄物処理支援員登録した自治体職員に対する「収集運搬」「仮置場」「家屋解体」「災害報告書」の4つの分野についての研修動画を作成しました。また、新型コロナウイルス感染症対策としてオンライン会議システムによる研修を企画・運営しました。
災害廃棄物処理支援員が被災地で支援を行う際の参考とする「災害廃棄物処理支援員マニュアル」を作成しました。
2020年度 事業内容
前年度作成した、災害廃棄物処理支援員制度要綱及び解説等に従い、環境省から都道府県を通じて支援員の推薦について全国の自治体に依頼をしました。その結果235人の推薦をいただき、リストの作成や登録結果、登録証の送付等を行いました。
また、制度に基づく登録者(災害廃棄物処理支援員)等への研修を実施するにあたり、新型コロナ感染症対策としてオンライン配信及びオンライン会議システムによる研修の企画・運営をしました。
2019年度 事業内容
災害廃棄物処理支援員制度要綱案に関する解説を作成し、災害廃棄物処理経験者の推薦・登録手順や、登録者の役割・活動を明確にし、災害時の運用に活用しやすいものを目指しました。
また、支援員等への情報提供や災害廃棄物処理の能力維持向上のために、次年度以降に実施予定の研修についての企画検討及び教材の作成を行いました。